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玉城村　「玉城村非核平和宣言」

我が祖先は、守礼の邦、武器なき民として、諸国と交流し、和やかに生活してきた。
　しかし、さきの大戦では、国内で唯一の戦場となり、多くの尊い人命と貴重な財産、優れた文化遺産を破壊された。
　戦争は人類にとって最大の悲劇であり、私たちは、その悲惨さを身をもって体験した。
　近年、超大国間における対話が進行しつつあるとはいえ、国際間の緊張と紛争は絶えず、核兵器の増大と拡散により人類の生存に深刻な脅威を与えている。また、水爆搭載機の水没事故等により県民は強い不安を抱いている。
　私たち、玉城村は、日本国憲法の平和理念に基づき、全村民連帯のもとに平和で住みよい村づくりを目指して、地球上から一切の核兵器が廃絶されるまで核兵器の廃絶を願う全世界の人々とともに、人類の恒久平和を実現することを決意し、ここに核兵器廃絶平和の村を宣言する。

　　昭和６４年／１９８９年１２月１９日